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最新デバイスを楽しく生活に デジタルライフの歩き方

Vol.15 紙を超える便利さ 究極の手書きアプリ『Note Anytime』

日々の生活を、便利に、快適にする『デジタル』を電子雑誌フリック!編集長の村上タクタがご紹介。
第15回は、いろんな端末で使えるとっても便利な手書きアプリ『Note Anytime』の話。

紙に手書きするのが分かりやすいのにはワケがある

私は、案外アナログな部分もある人間で、紙に文字や絵を描くのも大好きです。太い2Bの鉛筆で、万年筆で、手のおもむくままにアイデアを書き出したり、図にしてみたり。そういう行為の中からこそ生まれてくる企画やプロジェクトもあります。

ひと昔前まで、コンピュータが一番苦手とするのが、こうした自由度の高い行為でした。人は手書きで何かをする時、無意識にいろんな情報を、そこに埋め込んでいるのです。

たとえば、大事なことは大きく太い字で、重要ではないことは小さく筆圧の低い字で。関係性の近い事柄は近くに書いて、関係ないことは遠くに。重要度の高いことは丸や四角で囲ってみたり、関係性を見い出したことを線で繋いでみたり。自由な手書きは、実はそんなさまざまな情報を埋め込むことができるから、思考を深める作業に向いているのです。ペンを変えたり、色を変えたり、斜めに書いてみたり、ていねいに書いたり、書きなぐったり、想いを込めたり……。

人が何千年と続けてきた『書く』という行為には、そうした様々な情報が埋め込まれているからこそ、ただのテキストデータとは違った『考え』や『想い』が伝わるのだと思います。

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人は手書き文字に、フォントでは預けられないさまざまな情報を載せている。

同じラブレターでも、ノートの切れ端に金釘流の字で書き殴ったものと、選びに選んだ便せんに想いを込めて達筆で綴った想いと、たとえ同じ文面だったとしても、やはり伝わる想いには違いがあるはずだとは思いませんか?

とっても便利な手書きアプリ『Note Anytime』

でも、パソコンの時代からタブレットが登場し、そういうフレキシブルな座標情報に対応できるようになって、事情が変わってきました。手書きのアプリが便利になってきたのです。

そんなタブレット用手書きアプリの中で、とりわけお勧めなのがMetaMoJiがリリースしている『Note Anytime』。'80年代のパソコン黎明期に「スペースバーを押すと変換される」というパソコンの日本語入力の基礎を作った元ジャストシステム創業者の浮川和宣・初子夫妻が、「タブレット時代の日本語入力を」という思いで作ったアプリです。

有償版は800円(キャンペーンなどで、割引価格が設定される場合も)で、機能が制限された無償版もあります。基本的な機能は無償版でも十分に使えるので、まずは無償版を使ってみて、その後、もっと使いたくなったら、有償版に切り替えればいいと思います。

非常に多機能なアプリで奥が深いのですが、今回はスペースも限られているので、とにかくシンプルに説明しましょう。

まず、一番大事なポイント。iPadやiPhoneで自由自在に手書きができます。ペンのサイズや色は選べるし、さらにあとから指定して変更することもできます。とにかく、ストレスのない書き味が特徴で、数多く存在する手書きアプリでも、これほど書き味の良い、レスポンスにすぐれたアプリは他にないと言ってもいいでしょう。

キャプチャ

白地に青のアイコンが無償版、青地に白のアイコンが有償版。

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非常に自由な書き味と表現力の豊かさが『Note Anytime』の素晴しさ。

簡単な使い勝手と、無限の可能性

紙のサイズはほぼ無制限に拡大できます。なんと、iPad版の場合は最大約2500倍まで拡大できます。だから、あるていど拡大して書き始めればあたかも無限に広い紙に書いているような気分になれます。書いてスペースがなくなったら、書いたものを縮小してしまうということもできます。

書いてから移動したり、縮小したりできますから、ある意味、紙とペンより便利かもしれません。

写真などの画像も取りこめますから、PDFデータに注釈を書き込むとか、写真に説明の書き込みを入れるとか、というような使い方もできます。

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写真や図版に文字を書き込むのにも便利。雑誌の文字校正などでも、紙に書くよりある意味便利に使えます。

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『手書き変換アドオン』を買い足すと、手書き文字をテキストデータに変換することができます。これは便利!

オプションで販売されている『手書き変換アドオン』を買い足すと、なんと手書き文字をテキスト化できます。手書き文字を変換できるのは便利です。漢字が分からない場合、平仮名で書いても、混ぜ書きでも変換してくれます。さらに、一部の文字を変換せずに、手書き文字のまま残すことも可能です。

ちなみに、『Note Anytime』は、iPadはもちろん、iPhoneでも使えるし、Android、Windows 8.1(Windows RT 8.1でも可)、Kindle Fireでもほぼ同じように使え、データはMetaMoJiクラウド経由で同期できます。

有償版では、図形を描いたり、ペンを、万年筆・筆・カリグラフィーペンなど自由に選んだり、色をカラーホイールで自在に選べたり、Officeファイルを読み込めたり、EvernoteやDropbox、Googleドライブと連携できたり……と非常に思い通りに使い道を広げることができます。

万能アプリで多機能ですが、難しいことは考えずに、とにかく最初は自在なペンの書き味を体験してみて欲しいなと思います。

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ファイルはフォルダ構成で保存できる。アカウントを作れば、すべてはMetaMoJiクラウドにバックアップされる。

  • (※本記事の内容は2014年8月21日時点の情報です)

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写真「村上タクタ」

著者プロフィール

村上タクタ

趣味の雑誌を取り扱う出版社で20年に渡って編集者として働いている。
その間に携わった雑誌は400冊以上。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育などの本を作って、現在はデジタルデバイスの本『フリック!デジタル』の編集長。ブログはほぼ毎日更新中。

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