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老舗ITライターの荻窪圭がパソコンやインターネットの「難しい」「ややこしい」をすっきり解決! パソコン・インターネットお悩み相談室

第8回今回のお悩み 旅行で撮った写真がデジカメにたまり放題!どうしたらいいの?

デジカメを使って写真を撮っています。今までは撮った写真をお店でプリントをしていました。撮った写真を全部パソコンに入れて管理すれば便利だと聞きますが、どうすればパソコンに入れられるのかわかりません。

A. 「フォトギャラリー」で写真をパソコンに  読み込んで管理するのがお勧めです。

カメラの記録メディアに入っている画像ファイルをパソコンのハードディスクに「コピーする」操作を行います。手作業で行う人もいますが、それは敷居も高くてある程度知識が必要なので、ここでは「フォトギャラリー」というソフトを使って簡単に転送する方法を紹介します。


Q2.パソコンが壊れてしまったら…写真のデータが心配です。

また、パソコンに写真を入れるのはいいのですが、パソコンが壊れたり買い換える時はどうすればいいのでしょう? 写真は長く残したいので一緒に消えてしまっては困ります。

A. 一番簡単なのは、撮影したSDカードをそのまま保存しておくことです。

デジタルカメラが出てきて以来、多くの人が悩まされている問題です。実はとっても重要です。

「フォトギャラリー」を用意します

デジタルカメラを買うと、たいてい箱の中にCD-ROMがついてきます。そこに入っているソフトをインストールすれば、撮った写真をカメラからパソコンに転送できます。が、カメラメーカーによって付属するソフトが異なるので、ここではできるだけカメラメーカーに依存しないよう(他社のカメラに買い換えることもありますし)、マイクロソフトの「フォトギャラリー」というソフトを使います。

準備ができましたら、デジカメの写真をパソコンに読み込んでみましょう。

デジタルカメラの写真をパソコンに読み込む

デジタルカメラで撮った写真はカメラに挿入されている記録メディアに保存されています。記録メディアというと難しそうですが、今はほとんどのカメラが「SDカード」に保存されていると思ってOKです。

ですから、写真をパソコンに読み込むというのは「SDカード内の画像ファイルをパソコンのHDD(ハードディスクドライブ)にコピーする」という作業に他なりません。ちなみに「読み込む」と呼ぶことが多いようですが、人によって「吸い上げる」「転送する」「コピーする」など微妙に違います。示すところは同じですから、自分に一番わかりやすい言い方をすれば問題ありません。

写真を読み込むには2つの方法があります。ひとつはカメラとパソコンをカメラに付属しているUSBケーブルでつなぐ方法。もうひとつはカメラからSDカードを取り出して、パソコンのSDカードドライブに挿入する方法。

写真を読み込む

写真

今回は2番目の方法で行います。カメラの機種による違いがないからです。まず、カメラの電源を切り、SDカードを取りだし、パソコンのSDカードスロットに挿入しましょう。パソコンによってSDカードスロットの場所は異なりますが、ほとんどのパソコンが装備しているはずです(ない場合は、デジカメと直接ケーブルでつなぐか、市販のカードリーダーが必要です)。

写真を失わないために

これで撮影した写真がパソコンのHDDに保管されました。いつでもフォトギャラリーなどのソフトを使って呼び出せます。でも、パソコンが壊れてしまった、落としてしまった、などの事故がないとはいえません。パソコン自体は壊れても買い直したり修理すれば済みますが、自分で撮った写真は一度失ったら取り戻せません。

いざというときの備えはしておきましょう。方法はいくつもありますが、一番簡単なのは「撮影したSDカードをそのまま保存しておく」方法です。パソコンへの読み込みが終わったら、そのSDカードは使い回しせず、ケースなどにいれて保管しておくわけです。

SDカードを保管しておく

写真

SDカードは(ほんのわずかな広さですが)、文字を書けるスペースが作ってあるので、そこに日付や連番を書き込んでおき、どこかに連番と対比する内容のメモを残して一緒に保管しておけば、パソコンが壊れても元データが残っているので安心です。

ただし、SDカードは1枚1,000〜3,000円はします。仮に2000円のカードを3ヶ月で使い切るとして、1年で8,000円。それなりの値段にはなりますが、フィルム時代の「フィルム代+現像代+プリント代」に比べれば安いもの、ともいえます。

16GBのSDカードがあれば1,000枚以上の撮影ができますから、写真が趣味の人以外は1年は持つでしょう。であれば、年間2,000円くらいです(撮影可能な枚数はカメラの画素数や設定によって大きく増減しますので目安として考えて下さい)。

バックアップをとっておく

写真

パソコンの世界では「バックアップをとる」という言い方をよくします。写真を含むデジタルデータの特徴のひとつに「完全な複製を作れる」というのがあります。それを利用して、撮った写真データの複製を別の場所に持っておくのです。複製データがあれば、いつでも元に戻せます。その複製データを「バックアップ」といいます。

現在、1TB(テラバイト)の容量を持つ外付けHDDドライブが1万円くらいで買えます。1TBは約1000GB(ギガバイト)ですから、16GBのSDカードが60枚分くらい入ります

ときどき、HDDに入っている写真フォルダを丸ごとコピーするだけでOKです。そうすれば、パソコン内蔵のHDDと外付けHDDに同じ写真が残ることになりますから、いざというときも安心ですし、SDカードも使い回せます。

  • (※本記事はWindows8.0のパソコンでの画面操作をご案内しております。OSのバージョンやパソコン設定の違いによって一部操作や画面の表示が異なる場合がございますので、予めご了承下さい )
  • (※本記事の内容は2014年6月19日時点の情報です)

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写真「荻窪圭」

著者プロフィール

荻窪 圭

1980年代にパソコン雑誌のライターとしてデビューした老舗のIT系ライター。趣味が嵩じて、「古道研究家」や「猫写真家」と呼ばれることもある。最近はデジタルカメラやスマートフォンを中心に活動しておりデジタルカメラ評論家としての側面が強いが、かつては入門記事を多く手がけるパソコンライターとして、「ASAHIパソコン」「特選街」をはじめとする無数のパソコン誌・一般誌に執筆していた。

写真「古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド (玄光社MOOK) 」

近著に「東京古道散歩」(中経の文庫)「古地図でめぐる今昔東京さんぽガイド」(玄光社)「デジカメで人物を上手く撮る見本帳」(共著。翔泳社)などがある。

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