ブックタイトルe-mansion life vol.4

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概要

e-mansion life vol.4

まず、部屋の中を見渡してみてください。大きな家具や家電はきちんと固定されていますか?キッチンに置かれた調理家電類はどうでしょう?カウンターやチェストの上に飾られた雑貨類、壁に掛けられた額入りの写真や時計、固定されていないそれら全てが、一斉に動き、人に向かって高速で飛ぶ凶器になりえます。ガラスや陶器類は砕け散り、家の中にあるあらゆるものが鋭利なガラス片とめちゃくちゃに混ざり合って床を埋めつくすかもしれません。あわてて移動しようとすれば、簡単に足元を怪我してしまうでしょう。マンションは地震に強いと言われていますが、だからといって家の中まで全てが安全、と言うわけではもちろんありません。むしろ「けがは負うものだ」という覚悟をもって被災後の生活や食料などの備蓄品を考え、準備しておくことはもちろん大切。でもそれ以前に、けがに備えた応急手当の道具を揃えておくことが重要です。対策をしておくべきなのです。けがに備えて、どんな対策をしたらよいかわからない方、まずは応急手当についての正しい知識が必要です。地域では消防署が主催する救命講習が無料で実施されていますので、お住まいの自治体に確認して、一度受講されてみることを強く推奨します。「普通救命講習」であれば半日で受講できます。応急手当の正しい知識を持っておけば、おのずと備えておくべきものが見えてくるもの。けがは災害時だけのものではありません。優先順位を上げて対策を進めてください。たとえ応急手当の知識を持っていても、いざ自分や家族が大けがを負うと、誰しも冷静ではいられません。特に出血を伴うけがは人をパニックにさせます。そんな場面に備えて「止血パッド」があると安心です。流血するわが子を前に頭が真っ白…そんな状況下でも、ただ傷口に当てるだけ、というシンプルな処置が可能。まず血を止めることができれば、精神的安定につながり、冷静に次の行動につなげることができます。「軽く、コンパクトで、持ち運びしやすい。専門的な知識を必要としない。値段も手頃だと思います。自分の子どもにガーゼと三角巾などを持たせても、ちゃんと止血できるか心配ですが、これがあれば対処できるという安心感がありますね」と話す、国崎さん。災害直後の緊急処置、あなたはできますか?大地震、災害直後にけが。そして出血!そんな時に、傷口に当てるだけで手当できる「止血パッド」。「災害時にはけがをする」その覚悟をもって対策を応急手当の正しい知識を身に付けてパニックを呼ぶ大量出血!!あわてず対処するために軽くてかさばらないので、自宅へ数枚備えておくほか、通勤や通学バッグの中などに入れ、家族それぞれが常に持ち歩くようにするとよいですね。うちでは子どものランドセルの中にも入れ、もし登下校中などにケガをして出血することがあったら「自分で手当てしなさい」と教えています。特別な技術や知識がなくても使える、そこがポイントなのです。マンション被災はモノの落下とけがに注意!!マンション×防災特集216