つなぐマガジン vol.09_out

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『月次風俗図屏風』(部分)室町時代(16世紀)重要文化財東京国立博物館田植えのようすを描いた屏風絵。田植えは年中....

『月次風俗図屏風』(部分)室町時代(16世紀)重要文化財東京国立博物館田植えのようすを描いた屏風絵。田植えは年中行事のなかでも特に重要とされてきた。左の部分には、笛や太鼓の囃子にあわせて田植えをする女性たちが描かれている。多くの地方において、田植えは神に仕える役でもある女性の行いであった。彼女たちは早乙女(さおとめ)と呼ばれ、紺や緋の美しい衣装で着飾っている。右の部分に描かれているのは、田植飯(たうえめし)を運ぶ人々の姿。田植飯は田植えの後、田の神と人々が一緒に食べる神聖な食事のこと。共に食べ、絆を確かめあう意味があった。Image:TNM Image Archives