ブックタイトルつなぐマガジン vol.14

ページ
10/24

このページは つなぐマガジン vol.14 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

つなぐマガジン vol.14

自分の居室で被災生活マンション内被災生活のための「室内修復」の手順マンションは戸建てに比べて堅牢なため、被災後も自宅での生活を継続できる可能性は高い。ただし、地震の揺れによって荒れ果てた部屋には、たくさんの危険が潜んでいる。安全な被災生活を送るためには、念入りな「室内修復」が必要だ。グラスや食器が凶器に……1大きな破片をほうきとちりとりで回収2 3細かい破片は粘着ローラーで取り除くビニールシートを敷き安全な場所を確保する大地震発生時は、窓ガラス、照明器具、棚のガラス扉、鏡、花瓶、電子機器類などの損壊が予想される。まずは大きな破片の除去から。ほうきとちりとりで処理しよう。ほうきや手拾いで処理しきれない細かな破片は粘着ローラーを使う。小さなガラス片はかなり遠くまで飛ぶことがあるので、細かい部分まで念入りに。一通りの掃除を終えたらブルーシートを敷いて安全な場所を確保。損壊物の破片を処理しきれていないこともあるので、掃除直後にソファーなどでくつろぐのは控える。COLUMNガラス片などは麻袋に入れるのがおススメガラス片などを扱うときには、ケガ予防が必須。除去したガラス片はビニール袋ではなく突き破りを防ぐ麻袋に入れておく。ホームセンターなどで数百円程度で購入でき、場所を取ることもないので数枚用意しておきたい。また、作業の際には突き刺し防止手袋を着用すること。ポイント1夏は暑さ対策と防虫対策夏は涼を取ることが最優先。風通しの良い服装を心がけるほか、濡れタオルを首に巻く、冷感寝具を活用するなど体温をこもらせない工夫を。遮熱レースのカーテンで直射日光を遮り室内温度の上昇を抑えよう。また、防虫対策も必要。蚊取線香や蚊帳を使うほか、ゴミ袋に漂白剤を撒布し悪臭や害虫の発生を防ぎたい。ポイント2冬は防寒が欠かせない冬は防寒が第一。防寒性の高い肌着、動作可能な寝袋、スキーウェアなどは重宝する。足元は靴下を重ねて履き、コルクボードなどで床の冷えを遮断しよう。手冷え対策には医療用手袋が効果的。保湿性が高く、断水時でも手が汚れず衛生を保持できて便利だ。食事では生姜などの体温上昇作用のある食品を活用したい。季節の対策も忘れずに010