ブックタイトルつなぐマガジン vol.15

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概要

つなぐマガジン vol.15

マンションの長期修繕計画・基礎知識工事が基本だが、生活様式や社会的な補修と現状維持のための修繕また長期修繕計画は点検や継続になっていく。そのつど修繕にかかる費用は多額目の大規それから模修12年繕ごのとサにイク2回ル目が、訪れ3回、修繕が必要になってくるからだ。塗装や屋上防水などの大がかりなのた周い期に12年当目たがる。この時期に外壁1回目の大規模修繕2参照)によると、新築からだい国土交通省のガイドライン(図時代の変化に伴い必要な改良(図1参照)修繕に対する理解が深まるはずだ。が必要になるのかを知っておくと、タがくるのか、いつごろ取り替えどの部位にどれくらいの周期でガでは重要なポイントとなってくる。うのも、長期修繕計画を知るうえてその進み具合に差が生じるといマンションの劣化は部位によって変わってくる。物の形状、設備の仕様などによっ内容はそのマンションの規模や建を公表しているが、具体的な計画「長期修繕計画作成ガイドライン」るのが一般的だ。国土交通省では積立金とともに居住者に提示され管理会社が作成したものを、修繕る。その計画は入居時に事業主やもとづいて修繕積立金が算出されPOINT補修・修繕・改良の概念(図2)もとの水準に戻すだけではなく、性能向上も必要長期修繕計画は経年に伴って劣化した機能や性能をもとの水準に戻すための「修繕工事」が基本だが、生活様式や社会環境の変化などに応じた「改良(グレードアップ)」も必要になる。修繕と改良を組み合わせた改修を適切に行うことが重要だ。性能改良初期性能補修改良修繕改修補修改良修繕補修修繕経年※回数を重ねるごとに、改良の割合を大きくした改修工事とすることが重要国土交通省:「改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル」をもとに作成補修・修繕・改良の違いとは?低下した性能を実用上問題のない水準まで戻すことを「補修(図の青矢印)」、当初のものに回復させることを「修繕(図の赤矢印)」と呼んでいる。さらに快適性や利便性の向上を図り、水準以上に仕上げることを「改良(図の緑矢印)」、「修繕」と「改良」を同時に行うことを「改修」と呼ぶ。019