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最新デバイスを楽しく生活に デジタルライフの歩き方

Vol.11 グーグルグラスって、変じゃない? 私がウェアラブルの時代が来ると思う理由

日々の生活を、便利に、快適にする『デジタル』を電子雑誌フリック!編集長の村上タクタがご紹介。
第11回は、今最先端で話題のウエアラブルコンピュータのお話。

グーグルグラスが変だと思うのは正しい

グーグルグラスってご存じですか? 
そう、グーグルが開発している(アメリカでは一部試験的に販売している)メガネ型のデバイスです。スマートフォンと連動して、メガネの一画に情報を表示したり、つるの部分に装備されているカメラで写真を撮ったりできるというデバイスです。

スマートフォンの普及も一段落したIT業界では、次はこうしたウェアラブルデバイスが人気になるのではないかと言われています。ウェアラブルデバイスとはメガネ型に限らず、身体に装着するタイプのコンピューティングデバイス全体を指すものです。腕時計型の情報端末もあれば、服などに付けて、運動量を計測する装置などもその一種だといえるでしょう。

次は流行すると言われていますが、批判が大きいのも確かです。曰く、付けたままクルマの運転をしたら危ないんじゃないか? 盗撮が増えるのではないか? 眼の前の人が実は自分じゃなくて他の情報を見ていたら気持ち悪い……などなど。

グーグルグラス

グーグルグラスを、とあるところで、お借りして装着してみました。見た目違和感ありますし、今のところ使い勝手はよくないですが、驚くほど便利な側面もあります。

気持ちは分かります。たぶん、それは不愉快です。でも、これからそういうデバイスが増えてくるのは確かでしょうから、拒絶していては、また日本が新たなガラパゴス化への道を歩んでしまうかもしれません。来るモノは拒まず、ちゃんとノッて、楽しんだ方がずっと得です。iPhoneが出た時も、既存の携帯を使っていて、それを変えたくない人はiPhoneのことをさんざんに言いました。曰く『大き過ぎる』『ボタンがないなんて使いにくい』『電池が持たない』……今、どうなっているか考えてみれば答えは明らかです。新しいものを受け入れない言い訳を考えるよりは、楽しみましょう!

たとえば、カメラがあれば、会った人の顔写真を取得して、顔認識してデータベースからその人の名前や所属をグラスのモニターに表示することもできるでしょう。お店でいえば、ドアを開けて入ってきたお客さんを顧客リストから識別して、どのぐらい買う見込みのある顧客なのか画面に表示させられるでしょう。法規制やマナーの問題はあるかもしれませんが、事実上はそういうことも可能です。

Telepathy One

セカイカメラで知られる井口尊仁さんが開発中のTelepathy One(テレパシー・ワン)。

ルール、マナーの問題と、技術の追いかけっこ

すべてのデバイスは小型化と高性能化を突き進めてきました。ようやく、メガネにコンピュータ的な機能を持たせるところまで来たわけです。スマホを親機として、電話回線での通信や無線LANへの接続、複雑な演算や大きなデータの保存を任せれば、ウェアラブルなデバイスができることはとてもいっぱいあると思います。

具体的にグーグルグラスやテレパシー・ワンを装着してみた感想としては、これらがまだまだ未完成なものであることは確かです。眼の前に投映されるモニターはみなさんが思っているより小さいし(手を伸ばして持ったスマホぐらいです)、操作性はお世辞にもいいとは言えません。グーグルグラスは音声で操作するのですが、グーグルグラスは私の英語の発音では写真を撮ってはくれませんでした(笑)。

Fuel Band

Nikeが発売しているNike+ Fuel Band。腕に装着して、どのぐらい運動したかの記録を取り、スマホに転送してウェブで分析表示してくれる。

その他にも、Vol.1でご紹介した身体の運動量を計測するNike Fuel BandやJawbone UPや、fit bitというデバイスも持っていますが、電池がなくなるのは早いし、比較的壊れやすいもののように思います。でも、毎日の運動量や、睡眠中の眠りの深さを計測してくれるのは面白いですよ。

Pebble

Pebbleはアメリカのクラウドファンド(ウェブで公開して一般から少しずつお金を募る方式)で巨額の資金を得た発売にこぎつけたデバイスで、スマホの情報の一部を表示できる。

FUN'IKI

メガネの三城のFUN'IKIメガネ。複雑な文字を表示するのではなく、着信ほかの情報を色を変えることで表示する。実際はこういう方が便利なのではないだろうか?

これから、こういうデバイスは増えていくと思います。そして、それらは最初は使いにくくて、壊れやすくて批判する人もいるでしょう。でも、きっと、僕らの生活を少しずつ変えて、少し便利に、少し複雑にしてくれることでしょう。

いろんなデバイスの登場を楽しみに待ちましょう。

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  • (※本記事の内容は2014年4月17日時点の情報です)

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写真「村上タクタ」

著者プロフィール

村上タクタ

趣味の雑誌を取り扱う出版社で20年に渡って編集者として働いている。
その間に携わった雑誌は400冊以上。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育などの本を作って、現在はデジタルデバイスの本『フリック!デジタル』の編集長。ブログはほぼ毎日更新中。

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