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老舗ITライターの荻窪圭がパソコンやインターネットの「難しい」「ややこしい」をすっきり解決! パソコン・インターネットお悩み相談室

第5回今回のお悩み パソコンの地図を便利に使っているのですが、出かけるときは、パソコンは持って行けません。

馴染みのない場所へ出かけるとき、地図があると便利、というよりないと困ってしまいます。一応パソコン上の地図で確認してから行くのですが、行ってみると勝手が違って迷ってしまいますし、かといってパソコンを抱えて行くわけにもいきません。スマートフォンが便利と聞きますが持っていないのです。どうすればいいでしょう?

A. プリンターで印刷して持って行きましょう。

一番のお勧めは、アナログな方法ですが、地図を印刷して持って行くことです。多くの家庭に年賀状用にプリンターがあると思いますが、それでA4用紙に必要な地図、目的地までの乗換案内図などを印刷して持って行けば安心。一番確実な方法です。

ここではパソコン上での地図サイトの使い方から見てみましょう。

パソコンで地図を使う

インターネットの普及で打撃を受けた業界のひとつが、じつは「地図業界」です。書店の地図コーナーへ行くと、昔に比べて市街地や市区町村の地図の種類が減っているのがわかると思います。多くの人が無料で地図を閲覧できるパソコン&インターネットを使うようになり、地図を作っている会社も紙の地図よりインターネットへの地図データの提供に力を入れているからですね。

それではまず、パソコンで地図を使ってみましょう。といっても、専用のソフトなどはいりません。ただ、インターネット上の地図にアクセスするだけです。インターネット上の地図にはマイクロソフトのBingマップ、Yahoo!ジャパンのYahoo!地図などいくつもありますが、世界的にもっとも使われているのは「Google(グーグル)」が提供する「Googleマップ」です。グーグルはアメリカの企業ですが、日本の地図はきちんと日本の老舗地図情報会社ゼンリンのデータを使ってますから安心です。ここでは一番ポピュラーな、Googleマップを使うことにします。

ストリートビューを使えば現地の様子を写真で見られます

Googleマップにしかない機能に「ストリートビュー」があります。これは地図で示した場所からみえる光景を写真で見る機能。360度すべての写真が納められてますから、好きな方向を見ることができます。もちろん今現在の写真ではありません。Google社が日本中を特殊なカメラを搭載した車で回って撮影したものを集めたサービスです。場所によっては1〜2年前のものだったりしますから、現在の風景と違うこともありますが(移転等で他のお店になっているとか、新しいビルが建っているとか)、その場の様子を知るには十分でしょう。

出かける前の確認以外にも、自分が数十年前に通っていた小学校は今どうなっているだろうとか、若い頃よく遊んだあのあたりは今どうなっているのだろうとか、学生の頃住んでいたアパートは今どうなっているのだろうとか、そういう楽しみ方もできます。ちなみにわたしが上京して最初に住んだボロアパートは、同じ名前のまま、小洒落たイマドキのアパートに建て替えられておりました。

目的地の地図をスパっと表示する

パソコンの地図は便利ですが、毎回マウスやタッチパッドで表示エリアを動かして目的の場所を探すのはとかく面倒なもの。そんなときはどうするか。Googleといえば「検索」の会社。Googleマップ上の窓に目的地を入力してみましょう。

住所を入力できれば完璧。わからなくても、著名な場所ならビル名などの施設名を入れるだけでOK。「喫茶店」「公園」「図書館」などのジャンル名でも探してくれます。検索は基本的に、現在表示されている地図から近いところを探しますから、ジャンル名で調べたいときや候補が多そうなときはある程度場所を絞ってから検索をかけるのがコツです。

地図を印刷して持って行けばどんな目的地でも完璧

さて、Googleマップで目的地の場所を探して周辺の地図を見ることができました。地図好きの人ならそれだけで何日も遊べることでしょう。だがしかし、今回のテーマは「地図を元に目的地に迷わずに行こう!」なのです。いくら目的地近辺の地図を表示できても、パソコンを持って行くことはできませんし、地図を完全に頭の中にいれていくとか、普通は無理です。ノートパソコンなら持って行けますが、歩きながらパソコンを取り出して地図を表示して、とか、現実的ではありませんし、そもそも危険です。「歩きスマホ」でも問題になっているのに、「歩きパソコン」とか有り得ません。かといって、地図を見てわかったつもりになっても、いざ現地に行ってみると「えっと、ここはどっちに曲がればいいんだっけ」となるのが普通の人。

ではどうするのが一番いいんでしょう。それは、地図を印刷して持って行ってしまうことです。家にあるプリンター(おそらく、多くの人が年賀状に使うなどの目的で持っていると思います)を活用しましょう。必要な部分だけをA4用紙に印刷して持って行けば、地図帳よりかさばりませんし、安く済みます。紙の1〜2枚、折り畳んでポケットにいれておけばさっと持ち歩けますし、印刷には1分もかかりませんから、出かける直前でも間に合います。

ここでは目黒駅から目黒不動尊まで(ちなみに、目黒不動の桜もなかなかきれいです)行ってみましょう。迷わないコツは「駅から目的地まで全体の地図」と同時に、迷いそうな場所の詳細地図も印刷しておくことです。詳細地図にすれば道幅や信号の位置なども忠実に見せてくれますから、より確実にたどり着けます。

地図があっても目的地にたどり着けない人は、方角を確認しないで勘で歩き始めてしまうことが多いようです。地図を読むのが苦手な人は、同時にストリートビューも印刷してどっちを向くとどんなものが見えるのか確認したり、詳細地図も用意してコンビニの位置や交差点の名前など、目印を気にしながら歩くといいでしょう。プリントした地図に、赤鉛筆などでざざっと道順などを描いておくのもお勧めです。

  • (※本記事はWindows8.0のパソコンでの画面操作をご案内しております。OSのバージョンやパソコン設定の違いによって一部操作や画面の表示が異なる場合がございますので、予めご了承下さい )
  • (※本記事の内容は2014年3月13日時点の情報です)

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写真「荻窪圭」

著者プロフィール

荻窪 圭

1980年代にパソコン雑誌のライターとしてデビューした老舗のIT系ライター。趣味が嵩じて、「古道研究家」や「猫写真家」と呼ばれることもある。最近はデジタルカメラやスマートフォンを中心に活動しておりデジタルカメラ評論家としての側面が強いが、かつては入門記事を多く手がけるパソコンライターとして、「ASAHIパソコン」「特選街」をはじめとする無数のパソコン誌・一般誌に執筆していた。

写真「古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド (玄光社MOOK) 」

近著に「東京古道散歩」(中経の文庫)「古地図でめぐる今昔東京さんぽガイド」(玄光社)「デジカメで人物を上手く撮る見本帳」(共著。翔泳社)などがある。

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