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デジカメで撮った写真をメールで送りたいのですが、そのままだと大きすぎて送れません。小さくして送る方法を教えてください。
最近のデジカメは画素数が増えたために、メールで送信するのに適したサイズを越えちゃいました。そういうときは「リサイズ」して送信するのがお勧めです。マイクロソフトが無料で配布している「フォトギャラリー」ソフトでリサイズ送信できます。
デジカメで撮った写真をWordに貼り付けてハガキにプリントしたいのですが、方法がわかりません。どうするのがいいでしょう?
Wordの「挿入」機能を使って、写真を挿入しましょう。ちょっとした使い方を覚えれば、好きな場所に好きな大きさで写真を貼り付けてプリントできます。
今回は2つの質問を同時に扱うことにしました。共通するテーマは「デジカメで撮った写真を見てもらう方法」です。ネットを使って送りたいときはメール送信が一番ポピュラーですし、直接紙にプリントして渡したり、ハガキにプリントして渡したい(ちょうど暑中見舞いの季節ですし)こともあるでしょう。両方を上手に使いこなせば、撮った写真を死蔵することなく、活用できます。
写真など画像を扱うときは、どのソフトウエアを使うかがとても重要になります。いろいろ吟味した結果、マイクロソフトが無料で配布している「フォトギャラリー」を使うことにしました。Windowsで写真を鑑賞するためのソフトとして便利なので覚えておきましょう。
まだお持ちでない方はインターネットからダウンロードしてインストールしましょう。ちなみに、「ダウンロード」はインターネット上にあるファイルを自分のパソコンに転送して保存すること。「インストール」はソフトウエアを自分のパソコンに組み込んで実行できるように準備することです。
それでは、次のサイトを開いてください。
「Windows Essentials」は、マイクロソフトが自ら提供するWindows用の様々な便利なソフトを集めたものです。「フォトギャラリー」もこの中に入っています。
では本題!
デジカメで撮った写真をそのままメールで送ろうとすると、ファイルサイズが大きすぎて送れない、あるいはファイルサイズが大きすぎて相手が受け取れない、というケースがままあります。
それはなぜか。大きなファイルをみんながメールで送りあうとメールサーバー(インターネット上にあるメールを溜めておくところ)がパンクしてしまうので、そうならないようメールサーバーが容量の制限をかけているのですね。どのくらい大きいと制限に引っかかるかは、プロバイダー(メールサービスを提供している会社)によって異なるので一概にはいえませんが、たいてい、送信時は何MB(メガバイト)、受信時は何MB(メガバイト)と決まっています。特に受け取る相手が携帯電話ですともっと制限がきびしくなるため、写真をそのまま送るのはまず無理です。
ではどうすればいいでしょう?
送るときに「写真のサイズを小さくする」のです。これを「リサイズ」といいます。
どのくらい小さくすればいいのでしょう?
デジタル写真は「色がついた点」の集まりで、その点をピクセル(あるいはドット。日本語だと画素)といいますが、たとえば1200万画素のカメラで撮った場合、「横が4000、縦が3000ピクセル」になります。かけ算をすると、1200万になります。ちなみに、フルHDの動画は「横が1920、縦が1080」になります。かけ算をするとおよそ「200万画素」くらいになります。メールで送信する相手がパソコンの場合、フルHDより大きな画面のパソコンは少ないですから、200万画素相当サイズにリサイズすれば、受け取った人が画面一杯に表示してもきれいにみえる、ということになります。1200万画素を200万画素相当に小さくすれば、サイズは1/6になりますね。
とはいえ、受け取る相手がどんなパソコン(あるいはスマートフォン)で写真を見るかは送る方にはわからないので、一般的には「100〜200万画素」くらいの大きさにリサイズして送ります。それならメールの制限にも引っかからないし、受け取った人もある程度きれいな写真を鑑賞できます。
では実際に送ってみましょう。
続いて、写真をプリントして見ましょう。
写真を印刷するにはプリンターが必要です。ここではプリンターをすでにお持ちで、パソコンから印刷できる状態になっていることを前提にします。写真をきれいに印刷するときに一番大事なのは、「用紙の選定」と、「用紙にあった設定」でプリントすることです。
まずは「用紙」。
実は印刷用の用紙といっても種類がたくさんあります。安価で日常の印刷や書類の印刷に向いた「普通紙」(あるいはOA用紙)は写真の印刷には向いていません。もちろん写真の印刷にも使えますが、紙が薄くてインクを吸収しやすいので写真を印刷するとヘナヘナになってしまいます。
必ず「写真用紙」を使いましょう。
店頭には様々なプリンター用紙が売られていますが、「写真用紙」や「フォトペーパー」と書いてあるもの。あるいは「光沢」と書いてあるものなら大丈夫でしょう。プリンターメーカーが出している純正の用紙なら安心です。
写真用紙にも厚手のものや薄手のもの、高いもの安いものといろいろ種類がありますが、一般的に「高級な用紙ほど表面に光沢感があってツヤツヤしていてインクのノリがいい」と思って大丈夫です。たくさん印刷してみんなに配るのなら、薄手の安価な写真用光沢紙でも構いませんが、とっておきの1枚をプリントして飾っておきたいなら、メーカー純正の高級な紙がお勧め。仕上がり具合がかなり違います。ちなみに、エプソンなら「写真用紙クリスピア」、キヤノンなら「プラチナグレード」が最高峰です。
郵便はがきの場合は、プリント用の「インクジェット紙」と、写真をきれいにプリントするための「光沢ハガキ」の2種類が用意されています。写真がメインなら「光沢ハガキ」がお勧めですが、写真を添え物として使うなら「インクジェット紙」でいいでしょう。
紙を用意したら印刷です。
あ、その前に、インク残量のチェックも忘れずに。印刷中にインクが切れたら残念なことになりますから。
最後に、Microsoft Wordを使ってハガキを作ってみましょう。ここではWordの使い方自体は説明しません。ハガキ用の「文書」をすでに用意してある、と仮定します。暑中見舞いや年賀状を作るときの参考にもしてください。
今回は時節柄、写真入りのハガキを想定しましたが、もちろんA4のドキュメントに写真を貼ったり、複数の写真を貼って写真集を作ったり、写真入りの案内状を作ったりと様々な応用が効きます。せっかく撮った写真ですから、活躍させてあげたいものです。